運動には血糖コントロール以外にも、心肺機能の強化などの効果もあります

糖尿病の治療において運動療法の果たす役割は大きいですが、それまで運動をする習慣のなかった患者さんが運動を開始する場合、何から始めていいのか分からずに消極的になってしまうケースも少なくありません。

糖尿病の運動療法といっても何か激しい特別なことをする必要はありません。ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を毎日行うのが理想ですが、患者さんの生活のなかで無理なく行えるようでなければ継続することができません。

運動を行うことで血液中の糖分は勿論、筋肉や肝臓に蓄えられている糖分も消費されるため、運動後は消費した糖分を再貯蔵しなければなりません。そのため、血糖値を抑える効果は運動後1〜2日は持続します。ですので忙しくて時間の取れない方は1日おきの週3回の運動でも大丈夫です。

特別な時間が作れない人は、これまで車を利用していたコンビニ等へのちょっとした外出を徒歩にしたり、通勤時間を利用して、一つ前の駅で降りて歩いてる、バスを利用していた区間を自転車で走ってみるなどの工夫で大きな違いが現れます。

基本は歩くことです。糖尿病の場合、たくさんの筋肉を同時に使う運動が理想的だからです。連続した時間でなくても合計で1日1万歩も歩けば立派な運動です。腹筋運動や腕立て伏せ、スクワットなどの筋力を高めるための運動も、血糖値の改善に直接結びつかなくても、基礎代謝量の医事や増加、関節疾患の予防などの効果が期待できます。


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