糖尿病に高血圧を合併すると動脈硬化のリスクが2倍高まります

高血糖の状態が長く続くと、様々な代謝異常が生じます。糖尿病に脂質代謝異常や高血圧、メタボリックシンドロームなどを重複していた場合、動脈硬化が進展しやすくなります。

動脈硬化になるとコレステロールを中心とした脂質が血管壁にへばりつき、そこにLDLコレステロールや血小板などが凝集し、プラーク(血管の瘤)が大きくなります。

最終的にプラークが破裂すると、そこに血栓が付着して動脈の閉塞が起こります。この病変が発生部位によって心筋梗塞や狭心症などの「虚血性心疾患」、脳梗塞などの「脳卒中」、「閉塞性動脈硬化症」などと呼ばれます。

心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患は、冠動脈の動脈硬化と血管の攣縮が引き起こされることにより、心筋への血流が不足して胸痛などの発作を起こします。糖尿病の人は荘でない人に比べて心筋梗塞の発症リスクが3倍以上あることがわかっています。

さらに、糖尿病に高血圧を合併している人はそうでない人に比べて動脈硬化症の発症リスクが約2倍高くなり、糖尿病の患者さんの約半数は高血圧を合併しているため、血圧を適性にコントロール(130/80mmHg以下)することが大切です。

具体的な方法としては、1日の塩分摂取量を6g未満に抑え、適正な摂取エネルギー量を維持して体重を増加させないことなどの食事慮法、心疾患などがないならばジョギングやウォーキング等の有酸素運動を行います。


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