意識障害のリスクもある低血糖症状は速やかに糖分を補給しましょう

一般的に血糖値が70mg/dL以下の状態を「低血糖症状」を指します。症状の感じ方には個人差がありますが、血糖値が低下するに比例して症状が悪化し、放置すると意識障害を起こすリスクがあります。

低血糖症状は、ブドウ糖を摂取することで速やかに改善します。糖分を多く含んだジュースや飴などでも代用できます。意識の低下がみられた場合は、病院に救急搬送して50%グルコース注射液の静脈注射が必要となりますので、いざという時に家族の協力が得られるようにその旨を伝えておくことが大切です。

低血糖になる原因として挙げられるのは、食事の摂取量が少なかったり、過剰な運動をしたり、インスリンや血糖降下薬を過剰に使用したり、アルコールの摂取などです。もともと高血糖の状態が持続していた患者さんの場合、血糖値が100mg/dL以上でも低血糖症状を感じることもあります。

低血糖が起こりそうな前触れがあれば、事前に分食や捕食をすることで低血糖を予防できます。低血糖の際に補食が多すぎたり、補食に適さない食品(ex:チョコレートは脂肪分が多く、即効性がない)を摂取しているケースもあるので、低血糖を経験した場合には、医師や看護師にその状況や対処方法を説明して一緒に振り返ることも大切です。

同じような状況下で低血糖を繰り返している場合は、行動パターンや血糖の変動から低血糖が起こりそうかを予測して、事前に乳製品や炭水化物などの腹持ちのよい食品の文食や補食を行ったり、インスリン量を調節することで未然に防ぐことができます。


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